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| 北海道寿都郡黒松内町(黒松内町社会福祉協議会) |
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事業名
「地域とつくるなかなかタイム」 |
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北海道寿都郡黒松内町は、「ぶなの北限地」として有名な人口3,500名弱の小さな町です。このまちで地域通貨「ぶな〜ん」を活用し、「総合的な学習の時間」(なかなかタイム)を推進することとなりました。
舞台は町の中心から離れた中ノ川地区、世帯数約50のこの地域にある「中ノ川小・中学校」。小学生7人、中学生4人、教職員10人の小さな学校が、地域のさまざまな人々と協働して、子どもたちへの学びのプログラムを提供することになりました。 |
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この事業に協働した人々 |
| 個人23名、団体 6団体(中の川小中学校、黒松内町社会福祉協議会、96ねっとちびっこ幼児園、寿都町教育委員会、JR黒松内駅、中の川老人クラブ「きらく会」 |
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事業内容 |
| (1) |
「なかなかタイム」の推進 |
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地域流通通貨【ブナ〜ン】を用いた、地域密着型学習の展開。 |
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小中学校全員による総合的な学習の展開。 |
| (2) |
地域・学校・なかなかタイムの広報活動 |
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地域と学校に重点を置いたホームページを立ち上げ、内外にアピールする。 |
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なかなかタイムの活動などを中心に、ホームページや広報で発信する。 |
| (3) |
黒松内町社会福祉協議会はこのような役割を持ちました。 |
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中の川地区の福祉関係者との連携をサポート。 |
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中の川地区の高齢者の状況について情報提供。 |
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地域通貨の利用方法等についてのノウハウを情報提供。 |
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実施経緯 |
| 5月 |
オリエンテーション・学習の意義とブナ〜ンについてできることリストの作成
地域への協力要請(直接お願いにまわる、協力の確認) |
| 6月〜2月 |
地域訪問 |
| 2月 |
なかなか感謝の集い(最終観察) |
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モデル事業を振り返って |
| 「なかなかタイム」に取り組んだ子どもたちのようす |
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Aさん(小学校4年) |
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Aさんは訪問先で「織物」「編み物」を体験しました。訪問先の方が作業を進めながら自分の昔の話をしてくれたり、外国の話をしてくれたりしました。2月の「感謝の集い」でも訪問先の方はAさんに多くの評価をしてくれました。
Aさんは、「地域にはまだまだいろいろな人がいて、自分の知らないことがたくさんある」という事実にも気づいたようです。
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Bさん(小学校5年生) |
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人との交流が苦手でしたが、地域訪問を重ねるにつれて話が続くようになりました。お世話になった地域の方は身体が不自由なため、訪問時に物をとってあげたりしました。また休日に訪問したり、他の学校行事で出会った時には、Bさんから何気なく近づいていくなど大きな成長が見られました。
Bさんは「一緒にいる時間が楽しい。たくさん話せてうれしい」と言っており、一人の方と時間をかけて触れ合うことで、人と人とのつながりについて考え、大きく成長することができたようです。 |
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Cさん(小学校6年生) |
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Cさんは、「母親の仕事調べ」という課題で訪問活動を進める中で、「小さな子どもが大好き」という思いに気づき、保育士になりたいという将来の夢にむかって、幼児と接するにはどうしたら良いか考えるようになったようです。
地域にいる幼児の母親や幼児園の先生などから、子どもとの接し方を聞いたり、実際に幼児と遊んであげたり、幼児の気持ちだけではなく、母親や幼児園の先生の苦労や難しさを学んだこともプラスになったようです。 |
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中ノ川小・中学校の先生から |
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毎週生徒が訪問している様子を見学させてもらいながら、その後訪問があった地域の方の感想を聞くことを中心に関わりました。その中で独居高齢者の方からは、「子どもたちが来てくれてうれしい」という感想が多くありました。
このことから、子どもたちが地域の方に学んでいくことが、地域の方にとっては子どもたちに教えていくことが生きがいとなっていることがわかりました。また地域の方には、子どもの将来のことを考え、礼儀・言葉使いなどを教えてくれたりと、まるでわが子のようなお付き合いが行なわれていた。このような関係は現代社会ではあまりみられない光景であり、昔のような近所づきあいが復活したような感じでした。 |
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事業を終えて |
| ブナ〜ンをきっかけに子どもたちは、教科書では学べないことを地域の方に教わり、この1年間で大きく成長しているのを見ることができました。地域の方の所へ訪問している最中は、最初は先生、地域の方が話しかけないと進まないことが多くありましたが、徐々に自発性が生まれ、自分の聞きたいことを自ら質問出来る様になってきたようです。 |
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今後の活動について |
社会福祉協議会としては、この事業をきっかけに、黒松内町全域に地域と子どものつながりを広めていきたいと思います。その方法に地域通貨「ブナ〜ン」を利用していきたいと考えています。地域のネットワークを形成する上で、子どもから大人へ、大人から地域への道筋が今回の事業で効果的であることを学ぶことが出来ました。
また、社会福祉協議会が学校教育に関わることが出来たので、今後も継続して協働していき、黒松内町全域の学校教育(地域福祉・ボランティアを中心)に関われるように展開して行きたいと思います。 |
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